お灸で温活!
お灸について少しご紹介します。
お灸って、お婆ちゃんみたい?とかそういうイメージあるかもしれませんが女性の間では人気なんですよ。
「お灸女子」とか、「ペットボトル温灸」」が流行っていますよね。
初めてお灸を試してみると、「ポカポカして気持ちよい。」と言われる事が多いです。
熱の強さによって効果が変わるのか? というと、そうでもなく個人の体感と気持ち良さ次第で変わってきます。
体が緊張していたり、冷えが強い方は、お灸で温めてあげることで改善の効果が期待できます。
でも、逆に熱いと体の緊張を促してしったり、ヤケドすることも稀にあるので注意が必要です。
自分でやるお灸は温かくて気持ち良い程度で大丈夫です。
お灸の効果
お灸の熱により体の血流を促進するので、冷えでお悩みの女性には
とってもお勧めですが、他にも関節痛や神経痛などの悩みにも期待できます。
そもそもお灸って熱いものなのかって?
お灸にも色んな種類があって、熱の伝わり方が違うのでソフトなものから、実際に組織を燃焼させてしまうものとか様々なんです。
そんな中で、自分に合ったものをチョイスされると良いでしょう。
お灸の種類
お灸は大きく次の2つに分類されます。
有痕灸・・・灸痕を残す施灸法(透熱灸・焦灼灸・打膿灸)
無痕灸・・・灸痕を残さず気持ちよいところで消火したり取除く施灸法(知熱灸・温灸・隔物灸・薬物灸)
ざっくりと分類しているので、詳しく話すと長くなってしまうので参考程度に見てください。
鍼灸師が治療で用いる代表的な灸術は、透熱灸(とうねつきゅう)という、もぐさを米粒大前後に手でひねって直接肌の上に乗せて火を付けます。
直ぐに燃え尽きてしまうので、上から何層も重ねていき、熱の強さを調節しています。
患者さんの症状に応じて、もぐさの大きさや層の回数を変えていきます。
それに対しお手軽にドラッグストアなどで購入できるお灸は、台座灸(だいざきゅう)という、やけどを負ないようにもぐさの下に台紙が付いています。上の分類で言うと隔物灸に該当します。
肌に直接もぐさを乗せる透熱灸に比べて、台座灸はもぐさと肌の間に紙を挟んでいますから、熱の伝わり方もソフトで優しいです。
ご家庭で手軽にお灸が楽しめるのが人気です。
お灸の副作用は?
お灸は温まって気持ちがいいのですが、熱があるときや炎症のある部位にするのはやめましょう。
でも、ついやりすぎてしまうことがあるかもしれません。
1日30分程度ならやさしい刺激なので大丈夫ですが、やりすぎるとだるさや熱っぽさ、頭痛を感じる時があるかもしれません。
これは瞑眩(めんげん)反応と言われるもので、体の不調の原因となっていた疲労物質が体外に排出し、
体を正常に戻そうとする力が働いている状態なので心配は要りません。
およそ1~2日程度でおさまります。
そのような時はゆっくりと体を休めるようにしてください。