首はとっても頑張っている
首ってものすごく頑張ってるんです!
とても辛く、しんどい、どうにかしたいけど、病院に行くほどではなく、つい我慢してしまう症状の代表格が肩凝りではないでしょうか?
鍼灸院に行ってみようかと思う代表格でもあります。
当サロンでは、初診のときに詳しく問診を致しますが、患者さんの実に9割が肩凝りを経験されてます。
なかには、小学生の頃から自覚があった・・とか、肩が凝っているのが普通で、凝ってない状態がわからないと仰る方までいらっしゃいます。
皆さま、実にけなげに耐えていらっしゃいます。
でも、問診票の自覚症状の欄の肩凝りの横の首凝りにはノーマークの方が多いんです。
もちろん、肩と表現される場所の認識が、患者さんによって違うことも原因なんですが、それより肩凝りという言葉のインパクトが大きいんでしょうね。
葛根湯の効能にもかぜの初期、肩こり、頭痛とあって、首のこりはすっとばされていますものね。
きっと、首こりは肩こりに含まれているという認識なのでしょう。
でも、首と肩は連動しているとはいえ、どちらに焦点をあてるかによって、治療もかわってきます。
首コリに重要な筋肉とは
とくに首の筋肉の中でも、当院が重要視しているのは胸鎖乳突筋です。
以前、不眠症について書きましたが、胸鎖乳突筋が緊張している方は本当に多いです。
ストレートネックという言葉も一般的によく使われるようになりましたが、PCでの作業やスマホを長時間見ることが多い現代人は、重たい頭を本来の正しい位置より前にすべらせ、頚椎の自然な前弯を失って、真っ直ぐな首(ストレートネック)になってしまう方が多いです。
ストレートネック=胸鎖乳突筋の緊張とはいうわけではないかもしれませんが、かなり関係は深いです。
そして、胸鎖乳突筋の緊張は、頭痛、不眠にも繋がります。
胸鎖乳突筋をゆるめるには、ごりごり揉むことは避けたいところです。
特に女性は、ピアノ線のように細く張っている方が多いので、まず、土台の足から緩めます。
足???
と思うなかれ、土台の足が緊張しているのに、首だけをゆるめるのは至難の業です。
★当院では、足、膝、骨盤と下からゆるめてから、首にももちろんアプローチいたしますが、もし、お家でご自分でセルフケアしていただけるなら、まず、足の親指と人差し指、中指の骨が交わるところの周辺をゆっくりもみほぐしてみてください。
決まった場所はありません。
一番押してみて、イタ気持ちのいいところをゆっくりもみほぐすだけです。
マッサージする前と後で、首の周り方が変わっていれば、ほぐれている証拠です。
張りつめて緊張して頑張っている首、どうかたまには力を抜いて休ませてあげて下さいね。
休ませ方がわからない方はどうぞらぽーるへお越し下さい。
楽しく気持ちよく治療していきましょう。