免疫力を高める5つのポイント
美容鍼灸
免疫力をつけると病気になり難い体になります。
そこで、免疫力を高めるとはどうすればよいのでしょう・・
今回は免疫力を高めるポイントなどをご紹介したいと思います。
免疫って?(詳しくはこちら)
「そもそも免疫力とは何ですか」と質問されたら、あなたはどう答えますか?
そう言われると何と答えて良いか分からない。という人もいることでしょう。
免疫を簡単に言うと「病気・病原菌に打ち勝つ力」とでも言いましょうか。
そんな免疫力をつけるにはどんなことをすればいいのでしょうか。
免疫力を高めるポイント1
睡眠
じつはこの睡眠中にこそ免疫がもっとも働いています。
私たちがとくに活動する日中には
交感神経が優位に働いていますが、
睡眠中には副交感神経のほうが優位に活動しています。
身体や体力の回復、白血球などの生産と、免疫力を高める機能が活発になるのは、
副交感神経の働きが優位な時なんですね。
白血球は太い骨の中心にある骨髄で生産されていますが、
この白血球は、立っている姿勢よりも横になっていたほうが活発に生成されるのです。
ですから、しっかりと夜間の睡眠をとって丈夫な体作りをしたいものです。
免疫力を高めるポイント2
適度な運動
免疫力を高めるには適度な運動が重要です。
運動することで体力が向上するだけでなく、血液の循環もよくなるため新陳代謝が促され、
健康増進にもつながります。
だからと言って、激しい運動をする必要はなく、
深呼吸をしながらストレッチするだけでも充分に効果的です。
そして運動による免疫力の向上は体力だけではありません。
病原菌が侵入してきたときに戦う細胞のひとつにナチュラルキラー細胞(NK細胞)というものがありますが、これも白血球の種類のうちのひとつです。
実は、適度な運動をすることがナチュラルキラー細胞を活性化させることができるのです。
ナチュラルキラー細胞が活性化することで、より病原菌と戦う力が強くなるのです。
また他にも、しっかり「笑う」ことでもナチュラルキラー細胞が活性化することもわかっています。
笑うだけで良いなんて凄いですね。
免疫力を高めるポイン 3
身体を温かく
体温が1℃低下するだけで免疫力が30~35%も低下するといわれています。
体温が上がるということは血液の循環が促進されるので、
血液の循環は全身の新陳代謝を促します。
血液の循環が良好だということは、
それだけ白血球も体内を循環しているということになります。
病原菌が体内に侵入した際に血液の流れが良好だと、
病原菌に対して攻撃を行う白血球が多くなるということになります。
できるだけ早く病原菌を死滅させることで、病原菌の増殖を抑制し、発病するのを防ぎます。
病原菌が侵入したからといってすぐに発病するわけではありません。
病原菌が増殖して身体が負けた時に発病するのです。
できるだけ多くの白血球に病原菌と戦ってもらうには、体温を温かくしておくことが重要です。
免疫力を高めるポイント4
安易に抗生物質などを使わない
細菌感染などで病院を受診すると必ずといっていいほど処方される抗生剤。
抗生剤は病気を治すにはとても効果的な薬であることは間違いありませんが、
この抗生剤の使用が免疫力を低下させる原因となる可能性があります。
抗生剤の長期の使用は有害な細菌を死滅させるだけではなく、
じつは、身体に有益な腸内細菌まで死滅させてしまうかもしれないのです。
今まで体内にたくさんいた有益な菌が死滅することにより今まで均衡のとれていた細菌バランスが崩れて、
免疫力が低下してしまうかもしれません。
しかし、抗生剤の使用は病気の治療に非常に有効なものであることに間違いありません。
高熱が続くと免疫の低下どころか病気が重症化してしまうこともあります。
抗生剤の使用と、自己免疫での病気の対処はバランスを考えた方が良いでしょう。
免疫力を高めるポイント5
免疫力を高める食材
免疫力をつけるためには栄養バランスのよい食事にしたほうがいいということは当然ですが、
免疫力を高めやすい食材というものもあります。そのひとつにリンゴがあります。
果物にはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、水分も多く含んでいます。
そのなかでもリンゴに含まれるエピカテキンなどのポリフェノールには白血球など免疫を活性化させます。
また、リンゴに含まれる酵素には炎症を抑える効果がることもわかっています。
なるほど~、「風邪をひいたらリンゴがいい」っていうのはそう言う意味なんですね。