冷え性の原因は血行不良
「冷え性の原因は、血行が悪いから」
これは良く言われているので、ご存知の方も多いと思います。
冷え症を改善の為には多くの方法がメディアでも紹介されています。
温めることを止めてししまうと、また冷えを感じてしまいます。
だから、温めることは一時的な改善方法でしかありません。
冷えを根本から改善させるにはどうしたらよいでしょう。
常に血液循環を良くすること、血管(動脈)の
圧迫(閉塞)を無くすことを、行わなければなりません。
褐色脂肪細胞・白色脂肪細胞
冷えの仕組みを簡単に説明します。
私達生物の体温は、体内でエネルギーを燃やして熱を生み出しています。
エネルギーを燃やす細胞を「褐色脂肪組織(細胞)」といい、「白色脂肪組織(細胞)」からエネルギーの燃料を受け取り、熱を生み出しています。
「白色脂肪組織(細胞)」とは、一般にいう脂肪のこと
褐色脂肪細胞で作りだされた熱が、温かい血液を送り体温を上げています。もし首、肩甲骨、わきの下周辺の血液循環が悪いと、エネルギーが正常に運ばれず熱を生み出すことが上手くできなくなります。
また、熱をうまく作れても、体の各部位への血液循環が悪いと、熱がうまく伝わらなくなります。
体温は正常でも、体の各部位が「冷える」「冷たい」と感じる場合は、各部位の血液循環が悪いことが考えられます。
年齢とともに褐色脂肪組織(細胞)は減少し、平均体温は下がる傾向にあります。
中高年が肥満になりやすいのは、褐色脂肪組織(細胞)の減少や、それにより白色脂肪組織(細胞)の燃焼量が減少することが原因と考えられ、現在も研究をしている学者もいます。
ではどうしたら?
もうお分かりですね
この周辺の血流を改善するのが早道だと言う事です。
それにより、効率よく熱を生み出し旨くエネルギーが循環し代謝がアップするのです。
さらにもう一つ重要な酵素についてご紹介します。
生命維持に不可欠な酵素
人間(動物)の体の中では、さまざまな酵素により、生命を維持させています。
※ 酵素とは、たんぱく質や脂肪を分解するなどの生命維持に必要な物質
酵素は40代を境に体内から殆ど作られないと言われています。
酵素がもっとも活発に働く体温は、中心温度(直腸温度)で 38℃~40℃と言われています。
※腋窩温(わきの下)で、約 37℃
体温が下がった場合、酵素の活動が低下し、体の機能が低下することは既に証明されており、体の機能低下によりあらゆる病気に関係しています。
癌の原因と言われる活性酸素も体には不可欠な物質ですが、活性酸素は細胞を傷つけることもわかっています。
傷ついた細胞を修復するのにも酵素が必要になりますので、体温が下がると細胞の修復が正常に行われないことになります。
体温の低下 = 血行不良
と言われることが、理解いただけたと思います。